先日、某大手学習塾にアルバイトとして通う学生たちが、
労働基準法に反する雇用をされたということで
労働組合を結成したということが話題になりましたね。
いわゆるブラックバイト問題です。
今の日本はブラック企業に溢れています。
では塾はどうなのかというと、世間で言うところの
ブラック企業にあたるところは多いと思います。
今回はその内容について答えさせていただきます。
スポンサーリンク
塾講師の正社員はブラック企業が多いのか?
➀塾の始業・終業時間について
塾は基本的に午後から始業という場合がほとんどです。
12時や13時に出社と考えれば結構です。
終業時間は塾によって異なりますが、大手では
日をまたいでしまうこともよくあるようです。
これはミーティングや授業報告、反省会のような時間が
多いようです。勤務する講師の数が多ければ多いほど、
これらの時間が必要となります。
つまり12時から00時までの12時間労働が平均的だと
考えておけばよいでしょう。
➁残業代について
ブラック企業にあたるかどうかの基準として、残業代が
支払われるかどうかが、問題になりますよね。
残念ですが、支払われていない場合が多くある、もしくは
みなし残業代の支払いのみという場合がほとんどです。
終業時刻が遅くなるほとんどの場合は、ミーティングなど
ですが、生徒の指導のために遅くなる場合もあります。
それらの場合もほぼ無給という場合も有ります。
もちろんしっかりとした給与体系をとっているところも
ありますので、塾選びの際は、慎重に考慮なさったほうが賢明です。
➂ハラスメントについて
これは塾業界が・・・というよりは、人としての問題です。
どの企業にも必ず罵声を浴びせる、不快になることを
言ってくる人がいます。それが上司ともなると一気に
ブラック企業感が増してしまいます。
塾の場合は、担当教科、もしくは担当生徒の成績が伸びない、
もしくは教室全体として、高校・大学受験の目標合格校の
人数が少ないときにこのような問題が浮かび上がってきます。
実際塾業界、特に大手塾界の中では、地域ごとの進学校への
合格実績競争のようになっています。
駅前の塾に大きく張り出されたそうそうたる合格実績を見れば
お分かりになると思います。これらが目標より
少なかった時は・・・なんて話はよく聞く話です。
これらのように、塾の仕事もブラック企業である側面は
ある程度持っています。多いか少ないかで言われれば
多いほうだと思います。
ただし、全てと言う訳ではないので、慎重に塾を選べば、
しっかりと回避できますので、就職活動の際は、
ご自身で見極めていくことが重要です。