初めての教室の日がやってきました。初めの4回は、公文事務局の局員が
応援にいらっしゃるということで安心してはいましたが、
やはり緊張して初日のことはあまり良く覚えていません。
採点ミスはなかったと事務局員さんに言われ、
ホッとしたことだけは覚えています。
私は、採点スタッフとして働くと決めた時に、これだけは
絶対守ろうと思ったことが3つあります。
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①先生を立てる。
当たり前ですが、私は先生からお給料をもらっているので、先生を立てて、
採点で困った点があれば「先生、これどう採点したらいいものですか?」
と尋ねたり、私の所に生徒さんが「分からないから、教えて。」と言ってきても
「先生に教えてもらってください。」と言って、
先生の代わりに私が教えないように気をつけました。
先生が、生徒さんに対して「鉛筆の忘れ物をしたらいけない。」と
強く注意したことを、私も同じように注意して、先生は叱るけれど、
採点の先生は叱らないということのないようにしました。
そうしないと、先生だけが悪者になり、保護者に先生のことを
悪く言うことになるからです。
先生が思う生徒さん像として、あいさつがきちんとできる、
「うん」ではなくて「はい」と答えるということを聞かされていたので、
生徒さんが、先生だけではなく、採点をする私にも、
同じような返事ができるようにしました。
②丁寧・迅速・確実な採点をする。
生徒さんが一生懸命考えたプリントに、きれいな円の○をつけて、
早く確実な採点をして、生徒さんを待たせることのないように気をつけていました。
たまに、公文事務局の局員さんが教室に来て、私の採点の様子を見るのですが、
採点の気をつけた方がいい事を、私自身に言ってくれたらいいのに、
先生に注意し、先生の採点スタッフへの指導が甘いと思われることがあったからです。
教室の前の日には、採点のマニュアルを読み返し、教室での採点の仕事に向かっていました。
③生徒さんに対する態度を「いつも一緒」にする。
教室に入ったら、採点の先生として、自分の機嫌の良し悪しで、生徒さんに
接しないようにしようと決めました。
例えば、生徒さんから「前の公文の日は、褒めてくれたのに、
今日は褒められなかった。」ということのないようにしました。
また、良くできる生徒さん、不真面目な生徒さんにも、態度を変えずに
接していました。
たまに、「採点間違ってる。」と言ってくる生徒さんにも、
ムッとはするものの顔に出さず、冷静になり「どこが間違ってた?」と言い、
生徒さんの言い分を聞き、「あっそうか~。」と、生徒さん自身が
勘違いしていたことに気付かせるようにしていました。
この3つを守ることにより、先生と「目指す生徒像・教室の姿」を共有でき、
先生と何のトラブルもなく、採点スタッフとして先生と一緒に歩んで
いくことができました。