塾講師のバイトは時間外労働があったり、生徒の成績に
関わる責任があったりと、他のアルバイトに比べて
大変なこともあります。
大変だからこそ感じられる「やりがい」もあります。
本記事では現役塾講師をしている方が感じているやりがいに
ついてご紹介します。
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現役塾講師が語る「塾講師バイトのやりがい」
大阪市内の集団指導式の学習塾で講師として勤めている
私の立場からお答えさせていただきます。
塾講師バイトのやりがい・・・それは「子どもの成長」しかありません。
自分が担当している生徒の成績が上がった時はもちろんのこと、
志望校に合格した時の喜びは、他には代え難いものがあります。
しかし、そのやりがいに行き着くためには、
長い道のりを歩まなければなりません。
よく長距離走に例えられますが、まさにその通りであると思います。
毎日は地道な努力の繰り返しです。
講師はもちろんのこと、生徒も地道な努力を続けなければならないので、
そのモチベーションを保たせるということは講師の大きな目標でもあります。
もう一つ、「子どもの成長」について小さなやりがいがあります。
それは授業中ではなく、授業外でのことなのですが、
主に小中学生に対して、お兄さん・お姉さんとして様々なことを
アドバイスしてあげられるということです。
小学生や中学生というのは、まだまだ大人にかかわることの少ない狭い
コミュニティで生活しています。それが故に、知らないことが多かったり、
背伸びをしてしまうこともたくさんあります。
突拍子もない悩みを持つ生徒だっています。
さらには、学校には通えないけど、塾に通っている生徒もいます。
そんな子どもたちは、基本的に「大人（先生）嫌い」が多いです。
しかし年齢が近いアルバイトの講師の方には、
好意を持って接してくれる生徒がほとんどです。
そんな子どもたちに対して、よい見本となるように、自らの失敗談や、
経験談を語り、子どもを導くことができるというやりがいは
ほかの職業にはないものですよね。
特にこの点では、子どもから見て「大人」であり、
どんどん年齢が離れていく私たちとは違い、
年齢が近いアルバイトの方だからこそできること、
つまりあなたたちにしかできなことなのです。
昨今、子どもを取り巻く環境はどんどん変化し、精神的に
成長しないまま大人の世界へと飛び込もうとする子どもが
後を絶ちません。大人になったと勘違いした子どもは、
自分とは年のかけ離れた意見を聞こうとしないことが多いのです。
塾講師のアルバイトに興味をお持ちの方ならば、
少しでも子どものためを思う方が多いはずです。
学習塾の仕事はもちろん成績の向上です。
しかし、それ以上に狭いコミュニティを少しでも広げ、
たくさんの経験をさせるでもあると考えています。
子どもを正しい道に導くことは、学校の先生や
塾の講師の方だけではなく、周りの大人すべてです。
その一員となり、子どもの人生を少しでも正しい方向に
導いていくということは、難しいことです。
しかし、それこそが本当の「やりがい」なのかもしれません。
