就職先を見つける上で、給料や年収の実情は
気がかりなことの一つではないでしょうか。
本記事では塾業界の相場と内部事情をご紹介します。
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塾講師の正社員の給料や年収の相場って？
塾講師の年収は、あまり高いとは言われていません。
平均で年収400万前後といわれています。もちろん年齢を重ね、
地位ある役職に就くことになれば年収は上がってきますが、
そうなると講師職からは退く場合がほとんどです。
しかし初任給は少し高めに設定されています。
一般企業の大卒の初任給が平均20万ほどとすると塾業界は
２～５万ほど高く設定され22万～25万ほどであると言われています。
これは他業界と違い、塾講師は新卒であろうと、
授業をしなければいけないからです。
何年も勤務するベテラン講師が行うように、１人で授業を行う、
それも一年目からです。このような理由で初任給は高めに
設定されていると言えます。
塾講師の正社員の給料や年収を上げるのはどうすればいいの？
年収を上げるには、大手塾の出世コースに乗るか、独立するしかない。
ずっと講師職でいるということは、年収で言えば他業界より低い水準で
生活することとなります。もちろんテレビなどのメディアで
取り上げられるような人気講師になれば、より高い収入を
得ることができますが、それはほんの一握りの人材です。
ほとんどは平均年収400万ほどに落ち着くと言われています。
大手塾の場合は講師職から採用され、キャリアを重ねて教室長などの
管理職、エリアマネージャーなどの統括職など、出世していけば
年収の増加は期待できます。
しかし先ほども述べたように、そうなってしまうと、
本来の「教える仕事」からは遠ざかってしまうのです。
「人を教育し、成長を見守る」という仕事のやりがいは他では測れぬもの。
そのやりがいを果たしてお金に代えられるかという自身の価値観を
今一度考える必要があります。
はっきり申しますと、仕事量と年収のバランスは悪い職業であると
言えます。現実的に見て、講師職は若い方ばかり。
この現状を見れば、如何に体力が必要かと言う事がわかります。
さらに年齢を考えると年収とのバランスが悪いと転職を
考えられる方も多くいます。
正直なところ、夢とやりがいというところで続けている方が
ほとんどです。自分がその価値観を持てるかどうかは、
必ず考えなければならないと思います。
ちなみに私は、このやりがいはお金に代えられないと思っています。
自分のやってきたことが若い世代に受け継がれることほど、
素晴らしいことはないと考えております。
